館長からのご挨拶

私は大東亜戦争の終戦を満州でむかえ、シベリア抑留生活を経て帰国しました。

当時と比べると現在は何と平和な時代であるか。
こんな平和な時代が永遠に続けば何と喜ばしい事か。
人々の願いは皆同じだと思います。

しかし、過去に大変激動な時代が有りました。
私はその時代を生きた一人の日本人です。

大変な時代でしたが、世界史的に見ても、世界のどんな国であれ、長い歴史の中には、そんな時代は有るものであり、それがどんなつらい出来事であっても自分達の国の歴史の一部として伝えられるものです。

しかし、我が日本においてはあの激動の時代が過去の「単なる出来事」として忘れ去られようとしています。
このままでは、当時を懸命に生きていた日本人の想いが消えてしまい、日本の歴史に断絶が生じていしまう。

私は、そういう危機感を持ち、何とか当時の様子を伝えるため私財を投じ、遺品となった兵器や軍装、偉人達の墨書や手紙、又、当時の日用品等を買い集ました。

それを展示しているのが「那須戦争博物館」です。